そういえばちょっと前に書いた記事を紹介。

YAHOO!JAPANニュース
5/1(金) 9:26配信




女子栄養大学副学長で、同大栄養科学研究所の香川靖雄教授(医学博士)に聞いたんですが、感染後に生死を分けるのは十分な抗体が出来るまでの1~3週間で、肺炎と高熱に耐え得る〈感染防御能〉があるかどうか

そのためには正しく十分な栄養を取ることが肝心なのだそう。

ポイントは〈タンパク質〉と〈糖質〉

血液中のタンパク質が少ない「低タンパク血症」(アルブミン3・5グラム/デシリットル未満)だと肺炎罹患率が11~22倍も高くなり、また発熱時はエネルギー消費量が増え、それを補う糖質が血中に少ない「低血糖」(72ミリグラム/デシリットル未満)の場合は肺炎死亡率が3・2倍にもなるからだそう。ちなみに体温は1度上昇すると13%代謝が増えるそうです。

かかってしまったらとても食欲などわかない、というか食べられないでしょうか、普段からそれらの栄養をしっかりとっておこうという話です。

それを裏付けるデータとして、BMIと肺炎の死亡率のデータを香川先生は教えてくれました。

人間の肥満度を表す体格指数にBMIがありますが、これが18・5~24・9、いわゆる〈標準〉体形の人の肺炎死亡率を1とした場合、その相対的な死亡率は18・5未満の〈痩せ〉は1・93倍と増え、25以上〈肥満〉は逆に0・79と下がるというのです。

つまり、肺炎リスクに関しては、太った人の方が痩せた人より2・4分の1も死亡率が低いのです。

もちろん、太り過ぎ(BMI30以上の高度肥満)は糖尿病や高血圧症になりやすいため、新型コロナの死亡のリスクを高めてしまうので、BMI25~30の軽い〈肥満1度〉、つまり「ぽっちゃり」が、最も新型コロナウイルスに対して〈防御能〉が高いということになるんですね。

さてもう一つ、
肺炎を防ぐ効果が期待できる食材を香川教授は教えてくれました。

それは魚」です。

魚にはDHAが多く含まれていますが、これをもとに体内で作られる〈プロテクチン〉という物質に抗炎症作用があり、肺炎による肺組織の傷害を防いでくれるのだそう。

要するに、DHAは肺炎予防に効果が期待できるということなんですね。

DHAが特に多く含まれるのはサンマやサバなどの青魚。

近頃は日本人の間でも魚食が減っていますので、毎日の食事に意識して魚のメニューを取り入れるか、難しければサプリメントなどで補うといいでしょう。

感染の第一波は収束しそうですが、まだまだ油断はできません。

いまのうちにしっかりタンパク質糖質、そしてDHAをしっかりとっておきましょう!





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