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まだまだ隠岐の話であります。

今回は「お土産」のお話。

隠岐西ノ島の別府港の眼の前の「安藤本店」で買った『サザエ最中』であります。

これ、作っているのは別の島、島後・隠岐の島町の「秀月堂」さん。

2周間ほど前に別の取材で隠岐を訪ねた時、「ああ、これいい!」と思いながら、バタバタして買えなかった代物。今回もギリギリにはなりましたが、何とか店に立ち寄る時間がありましたので、リベンジとばかりに購入したのであります。

さて、このサザエ最中。

何よりパッケージが素晴らしいんでありまして、見た瞬間、俺の中の女子が「カワイイ〜」と声を上げました。

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ただ、カワイイだけじゃないんですね。

こんなメッセージが、ぐっと心に刺さりました。

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《オーブントースターで2〜3分焼くと「さざえのつぼ焼き」になります》

いやいやいや、これはズルいでしょ〜。コレは買わずにはいられません。

旅先でのお土産は迷うもの。なるべく安く、そして貰った人が喜ぶものを買いたい。

そこは、旅人と土産物業者との勝負。

サザエ最中の、女子心と子供心を同時にくすぐるこの戦略。

パッケージだけで勝負アリです。

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さて開けてみますとこんな感じ。

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個別包装されたサザエをすべて取りだすと、隠岐の地図や観光名所などが描かれています。

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思ったよりも小さめですが、これ以上大きくなるとサザエのトゲが壊れてしまうのかもしれません。

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一口サイズというのも、女性を意識しているのかもしれません。

結果的に甘いのものが苦手な人や、カロリーを気にするメタボオッサンにも嬉しいサイズになっています。

せっかくなので、オーブントースターで「さざえのつぼ焼き」にしてみました。

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焼くと最中の皮が香ばしくなり、食欲をそそります。

中には甘さ控えめな藻塩つぶあんとお餅が入っています。

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小さいですが食べごたえは中々あります。

甘すぎないのもいいですね。

温めると餅が柔らかくなって一石二鳥です。

ちなみに、サザエは隠岐の名産。滞在中も飽きるほど食べました

そんな土産話も、このサザエ最中があれば、より盛り上がること間違いなし。

うちの娘2人も、「カワイイ〜!」「焼く〜」と大喜びでした。(上の娘はアンコ嫌いなのに)

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あげた人も、もらった人も楽しい、そんな秀逸なお土産です。


ちなみに秀月堂さんは、「シマドレーヌ」というお土産菓子も作っています。

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アンコ嫌いな上の娘のために、あまり期待しないで買ったのですが、家に帰って開けたら、こんな素敵な仕掛けが箱には施されていました。

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箱を開いていくと、隠岐の地図や自然、生き物などが絵本のように現れてくるという仕掛けです。

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隠岐の島町立西郷中学校の3年生の生徒さん55名と美術の授業でコラボして作ったそう。

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マドレーヌ自体も藻塩がほのかに効いてオイシイし、どういう理由かわかりませんが、喉にも詰まりにくく食べやすかったです。

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箱の底にもこんな素敵なイラストが。

「秀月堂」さん、なかなかヤリ手です。

どんな方が考え、作っているのでしょうか。

実はまだお店には行ったことがないので、こんどぜひ行って、じっくりお話を聞かせてもらえたらと思っています。


■『隠岐の島 サザエ最中』

5個入り851円 秀月堂
隠岐ウェブ商店街
http://okiwebshop.com/products/detail.php?product_id=117