《辛さより酸味が際立つ南の島の調味料》

家で食べる“内食”が定着し、様々な調味料にこだわる人が増えています。

かくゆうワタクシもその一人で、塩だけで数種類!

鉄板焼きでもやろうものなら、肉の枚数より調味料が多いのではないかというくらいの“調味料マニア”であります。

でも、タバスコだけはノーマークでした。

というのも、他にあんまりない。

なぜないのか? それは、タバスコは米国に本社を持つ会社の登録商品。

つまりタバスコといえば基本的にあのタバスコなのです。

がしかし、ソースもブルドックだけではなく、今や様々な地ソースも流通。

タバスコに代わるホットソースもあるはずだ、と探していたら、竹芝桟橋の東京島しょアンテナショップ「東京愛らんど」でコレを見つけました。

『オガスコ』(母島物産・税込810円)
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 今年2017年4月の発売。

名前の通り、小笠原諸島の島レモン・パッションフルーツ・島唐辛子を原料にしたタバスコ風の調味料だそうです。

さっそくパスタにかけて食べてみると……。
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あれ、全然辛く無い。

もう一振り、二振り……まだまだ。

けっこうな量をかけないと、タバスコならではのヒーッという辛さにはならない。

その代わり、とても自然なレモンやフルーツの酸味が、ピリ辛の背後からフワッと立ち上がってきます。

これはタバスコというよりピリ辛のレモンソースと言ったほうがいいかもしれませんね

サラダや白身魚のカルパッチョとすごく合いそうです。

実際この夏、我が家の定番の調味料になりました。

大人になると、どんな調味にも”ピリ辛”が欲しくなります。

小笠原産直市場の商品ページ

※日刊ゲンダイで毎週水曜日連載している「キニナル新商品」で7月に掲載した記事を改変。価格等は掲載当時にものです。