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突然ですが「小谷村」と書いて何と読みますか?

普通は「おたにむら」ですよね。

でも、長野県北安曇野郡にある「小谷村」は

「おたりむら」

と読むんです。

おた"に”じゃなくおた”り”。

なーんでか?(by界すすむ ※知らない人はググッてね)

小谷村のHPによると、

「おたり」という地名が初めて文書に出てくるのは、建久元年(1190年)。

「於地理」と万葉がなで書かれていたという。

また、当時は麻の産地だったので、「麻垂」(まだれ)から生じたものではないかとも書かれています。(なんでまだれがおたりになったのかはわかりませんが)

つまり、おたり、あるいは、おちり、おとり、まだれという”読み方”が先にあって、そこに後から漢字をあてたと考えられます。

そういう地名、けっこうありますよね。
北海道なんてほとんどそう。

「音威子府」 「寿都」 「弟子屈」

???

正解は……

「音威子府」=おといねっぷ
「寿都」 =すっつ
「弟子屈」=てしかが

当て字もいいとこ。

ここまで強引ではないけれど、おたにではなくおたりと読む「小谷村」に、今回プレスツアーで訪ねて来ました。

期間は7月6日(木)〜8日(土)の2泊3日。

小谷村にある「栂池(つがいけ※これもまた読み方難しい!)自然園」のビジターセンターが7月18日(火)にリニューアルオープンするので、そのPRをして欲しいという依頼。

10人近くのプロブロガーさんたちに混ざり、6日の朝、新宿スバルビル前からマイクロバスに乗って小谷村に向かいました。

ちなみにこのブログでも後ほど紹介しますが、先駆けて18日に日刊ゲンダイで掲載した「栂池自然園ビジターセンター」の取材記事はこちら(会員限定ですが、無料で会員登録できます)

ちなみに、小谷村から迎えに来てくれたマイクロバスがこちら↓
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最新式であります。

座席がリクライニングするマイクロバスなんて初めて見たし、乗ったし。

ずいぶん潤った村だな〜と思って運転手さんに聞いたら、

「ふるさと納税でけっこう儲かってんだよね〜」

だって。

調べてみたら、

1万7000円の寄付でモンベルのポイントが5000ポイントもらえるらしい。

白馬に近く山に囲まれた小谷村は山登りの玄関口として知られ、モンベルとは”フレンドビレッジ”なる契約を結んでいる。だからこその特典。なかなか魅力的です。確かに儲かりそう。

***

さて、まずは小谷村の場所からお勉強。

ここネ↓
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思いっきり山に囲まれていますな。
小谷、というか大谷。
あ、本当はオオタニだったんじゃない?
それがオタニ、オタリ、に変わっていったとか……。

さて。

長野県ではありますが、位置するのは最西北部。

長野市より、新潟県の糸魚川市の方が近く、新幹線を利用する場合も北陸新幹線で糸魚川までいって、そこから大糸線で戻ってくるのがいちばん簡単みたい。


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だいたい4時間ですね。

新宿からは白馬まで直通の高速バスも出ているようです。

さて、我々のマイクロバスは、新宿スバルビル前を出てから約5時間後に、最初の訪問地「道の駅 小谷」に到着しました。

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途中、高速のSAで休憩30分×2回、白馬駅で寝坊して遅れてくる人を30分待ったので、こんな時間になりましたが、普通に来れば4時間くらいでしょう。

意外と近いです。

道の駅の場所はこちら↓
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大糸線の北小谷駅からすぐ。
でも歩いてはしんどそう。

外観はこんな感じ。もう山の中。
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ん? 奥に何かいる!

近づいてみると……

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光ってる?

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恐竜? しかも親子?

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説明板によると(見辛いですが)、平成7年に豪雨被害があり、そのモニュメントだそう。
恐竜は1億9000万年前に小谷村で生息していたものだという。

「その強い生き様にあやかり」

と書いてあるのだが、まったく意味がわからん。

ていうか、なんで恐竜?

あまりの唐突感に唖然としましたが、「小谷村=恐竜」の理由は旅の最終日に明らかになるのであった……。

さて、「道の駅小谷」の内部であります。

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なかなか広いですね

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入り口には地元産の生鮮野菜がズラリと並んでいます。

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わさび菜とかおひたしにするとうまそうだな〜

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なんでもありますね

こちらのすごいところは、道の駅オリジナル商品がたくさんあるということ。

その数約30品以上。
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普通、ここまで多くはありません。

うち12品はお酒。

小谷村には酒蔵がないので、近隣の酒蔵にお願いして作ってもらっているそうです。

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一番人気の「小谷錦」。小谷産の「白樺錦」という好適米を使用して、隣の大町市の北安醸造が作っています。


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ワインもあります。こちらは、塩尻市の井筒ワイン製。

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ビールもあります。小谷産の蕎麦で作った黒ビール。
どこのメーカーかは、ちょっとメモし忘れました。

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長野といえば蜂! だもんで蜂入り酒。

こんなのも!
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うーん、マムシがまんま! 

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焼酎もあります。
左は小谷産の菊芋で作った芋焼酎。
真ん中は小谷産のかぼちゃで作ったかぼちゃ焼酎。
右の青いのは小谷産の黄金千貫で作った芋焼酎。

いずれも、小谷産の原料にこだわっています。

ラベルだけ貼ってお土産に、という浅はかな根性ではないことがよくわかります。

ラベル自体もかっこよく、センスがいい。

ちゃんとお金をかけてる感じが伝わってきます。

今は、小谷村には酒蔵がないと書きましたが、もちろん昔はありました。

しかも、「小谷杜氏」という酒造りのプロもいたそうです。

夏は農家で、冬の間だけ全国各地の酒蔵に行って酒を作るのです。

残念ながら今は廃れてしまい、正式な小谷杜氏という人はいないそうですが、そのノウハウを学んだ人はまだ残っていて、そのノウハウによって作られたお酒がこれ↓
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雨飾山とは、小谷村にある山のことです。

小谷村の伝統文化と自然を背負ったお酒ですね。
(夕食で出るかな〜)

他にも……

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栂池自然園の雪解け水で仕込んだサイダー

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ジャムの数々。もちろん原料は小谷産。

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小谷村で飼育されている「野豚」を使ったレトルトカレー

などなど盛りだくさん。

なぜこんなにオリジナル品が多いのか?

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道の駅小谷・社長の幾田美彦さんに聞いてみたら、

「小谷村にはなーんもないからね」

と意外な答え。

もちろん、お米も野菜もきのこも山菜もなんでもとれます。

でも、”特産品”と呼べるほど量はとれないし、それらは他の地域にもあるもの。

冬は深い雪に閉ざされてほとんど農産物はとれない。

となると、

「加工して付加価値をつけるしかない」

というわけ。

いわゆる6次産業ってわけですね。

でもこれって言うほど簡単じゃない。

なぜなら、他のビジネス同様「センス」が必要だから。

道の駅とかで「あちゃ〜」と思うようなセンスのお土産を見たことありませんか?

フツーの素人がやると、だいたいはあんな感じです。

もしくは、いかにも広告代理店が入ってそうな、妙に垢抜けたパッケージとかね。
で、中身はぜんぜん地元と関係なかったりする。

その点、この道の駅小谷のオリジナル商品は、パッケージなどのセンスがいいし、なにより、

「地元産原料にこだわっている」

つまり筋が通ってる。

筋が通ってれば買うほうも納得できる。

ここでしか変えなきゃ多少高くても買っちゃう。

だから売れる。

全国から視察・見学が相次いでいるそうです。

(実は今回のプレスツアーは、この道の駅小谷を運営している「おたり振興公社」の招待なので、提灯記事と思われるかもしれませんが、本当にすごいと感心しました)。

ちなみに、売り場でこいつ↓を発見。
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栂池自然園に生息するオコジョ!(イタチみたいなもんか?)
今回の旅の供にするため、1匹購入!

***

道の駅小谷にはレストランもありまして。

その名は「食事処 鬼の厨(くりや)」。

小谷産コシヒカリ、小谷産そば、小谷産山菜、小谷産きのこ、小谷野豚、小谷産野菜など、基本的に小谷で採れた食材を使って料理を提供しています。

メニューはこんな感じ↓
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おすすめは、昔ながらの羽釜を使って炊き上げるご飯!

そこで、シンプルに「ご飯味噌汁セット」580円に、「玉子かけセット」180円を頼むことにしました。

(蕎麦とかその他のご馳走は、今後たくさん食べられるだろうしね……)

ご飯がちょうど蒸らしの真っ最中というので、炊き上がる瞬間を目撃しに、いざ、厨房へ!

この釜で炊きます。
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燃料は木質ペレット。
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ザル一杯分で1釜炊き上がるそうです。
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小谷産の木ではありませんが、長野県内の木というのは間違いないそう。

さ〜、炊き上がりました!
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ブロガーたちがカメラを構えて囲んでいるので、店長さん、若干顔がひきつっております。

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粒が立ってますね〜。おこげはできているでしょうか。

待つこと3分。

特製「玉子かけご飯」 キター!
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ネギにじゃこ、ぜーんぶかけちゃえ!
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いやいや、これ完全に食テロでしょう。
旅のランチに玉子かけご飯。
こういうのもアリですな。



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漬物は食べ放題ぜよ!(なぜ土佐弁?)

はい、そして意味もなくオコジョくんの1ショット!
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(今後ちょくちょくブッ込んできますんでシクヨロ!)

美味しいのは当たり前なので食レポは省略!
味は想像してください。


***

さて、お腹が一杯になったところで向かったのは……

「温泉」

そう、ここ道の駅小谷には、日帰り温泉施設があるのです。

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なんと、通常入浴料660円のところ、500円以上の食事をした人は、330円に割引!
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つまり、特製玉子かけご飯が760円だったから、合わせて1090円で、お風呂にも入れるってこと!

センベロならぬ「センブロ」?

そりゃ、入るでしょうがー!

というわけで入ってきましたー。

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湯船はこんな感じでーす。
熱湯とぬる湯の二曹。
奥には露天風呂もあります。

寝湯もがあるのですが、同行したライター熊ちゃんのアソコが思いっきり”潜望鏡”してたので、写真は自粛いたします。

温泉成分表はこちら↓
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泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩泉」。

昔でいう”重曹泉”。

同行していた温泉ビューティー研究家の石井宏子さんに聞いたところ、

「重曹ってお掃除にもよく使うでしょ。だから肌もキレイにしてくれるのよ」

ホンマかいな!

ホンマだそうです。

しかも、「源泉掛け流し」。

つまり、湧き出るままに、水を加えたり、沸かしなおしたり、ましてや循環などしていないということ。

こういうたくさんの人が来る日帰り入浴施設ではかなり珍しいこと。

色や香りも味わいぶかい良い温泉でした。

お風呂上がりは栂池の雪解けサイダーでぷっは〜!
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いや、なんかこのまま帰ってもいいってくらいの、満足度であります。



◆道の駅 小谷
長野県北安曇郡小谷村北小谷1861-1
TEL 0261-71-6000
http://www.otarimura.co.jp/