思わず目を奪われる鮮やかなブルー。
まるで宝石のようですが、 正真正銘の食品、青森県産のリンゴを原料としたジャムです。


『青い森の天然青色りんごジャム(95㌘864円)』
 
色の正体は、東南アジア原産のマメ科の植物「アンチャン」 の花の天然色素。
ポリフェノールの一種なので、 見た目とは裏腹に体にもいいはずです。
 
作ったのは、青森在住の英語塾教師。
タイ人の教え子が飲んでいた真っ青なアンチャン茶に驚き、 タイの文化の橋渡しになればと、苦労して商品開発したそうです。
 
今年7月に青森県内で販売。
すると、ツイッターなどSNSで" 青すぎる!"と話題に。
お客さんから問い合わせの電話があったことで、 飯田橋の青森県アンテナショップ「あおもり北彩館」 でも、取り扱いを決めたそうなのですが……。
 
「8月末にメーカーに電話したのですが、すでに品切れ。 入荷まで1ヵ月以上かかりました」(長谷川一巳店長)。
 
満を持して入荷、販売すると東京でも大ヒット。
普通のジャムの倍以上の値段ですが、 2ヵ月で100個以上も売れたそうです。
 
最初は抵抗がありましたが、 いざ食べてみると、普通に美味しいリンゴジャム。
値が張ることもあり、 毎日食べたいかと聞かれれば正直何とも言えませんが、 季節柄贈り物やパーティーのサプライズにはうってつけだと思います。
 
◼︎あおもり北彩館
東京都千代田区富士見2-3-11 TEL03・3237・8371 10~19時半 12月31日のみ休
 
※日刊ゲンダイ12月15日付に掲載した原稿を一部改変しました
※料金などにデータは取材当時のものです