麦パンダ…じゃなかった、妻木晩田史跡公園の後は、山から海へ、同じ鳥取県大山町の、御来屋漁港にやってまいりました。

御来屋。
また難しい漢字。
これは
”みくりや”
と読むんですね〜。
以後、お見知り置きを。

そこの「お魚センターみくりや」(ああ、ひらがなだ。よかった)でお昼ご飯です。

一階は、 鳥取県漁協直営の鮮魚直売所。
つまり、こちらの施設、鳥取県漁協の御来屋支所という位置付けです。
新鮮そうな魚がずらりと並んでいますが、ちょうどお昼時だったので、先に2階の定食屋さんでお昼を済ますことに。

《豪華カニフェス開催!》

2階は鳥取県漁協直営の地魚料理「恵比寿」。
1階で売っている鮮魚をそのまま調理するので新鮮そのもの。
それでいて、メニューを見ると、刺身だけではなく、焼き魚、フライ、煮付けなど、大衆的な調理法で、かつ値段もリーズナブル。
有名な漁港系の観光地だと定食で2500円も3000円もとるところがありますが、こちらは一番高いお刺身の「えびす定食」でも1280円! 
焼き魚の「みくりや定食」にいたっては、な、なんと680円!(ジャパネットたかた風に)。

もうちょっととっていいんじゃないでしょうか。

そのせいか、平日の昼なのに大勢の客で賑わっていました。
ただ、見るからに地元の人っぽい。大型の観光バスも来ていませんでした。
土日は違うのかもしれませんが、こういうところは、そっとしておいてほしいと思います。

今回は、人気の「海鮮丼」(1080円)をご用意いただいているということですが、その前に……。

来たー!

松葉ガニ!
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鳥取の冬の味覚といえばこれでしょ!

11月6日に解禁されたばかりの!

しかも1人1杯!……というわけにはいきませんが、プレスマンユニオンさん、奮発しましたなあ〜。

もう、テンションマックス!

心は縦ノリ!ヘッドバンキング! 

まさに、冬の豪華カニフェス開催!であります!

ちなみにこの松葉ガニ、メニューにはのっておりません。
1階で売っているものを、購入して、調理してもらうことができます。
その値段は……後ほど。

しばし、参加者一同、無言でカニをむさぼった後、
いよいよ「海鮮丼」であります。
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うーん、見た目はちょっとアレですが、まあ、よしとしましょう。

具は、サワラ、ブリ、アジ、タイ、甘エビ、白イカ、イクラの7種類。
どれも新鮮で歯ごたえもいい。
鳥取名物の白イカがまたねっとり濃厚で、タマらんです。

ただ、普通に出される刺身醤油が、地元ならではの甘いたまり醤油なので要注意。
苦手な人は、テーブルにある普通の濃口醤油をお使いください。

そのほかの、定食はこちら。
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これは「みくりや定食」かな。

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あ、これは「アジフライ定食」(890円)だ。ソースがデミグラス風の味噌で、なかなかのアジ、いや味。


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店内はこんな感じ。冬の日本海が一望できます。光が飛んでてよく見えませんが、今日は波が凪いでます。


《高級な松葉ガニが、激安で!》

さて、お腹も一杯になったところで、
一階のお魚センターに突撃であります。

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御来屋漁港に上がった地魚だけでなく、境港で水揚げされたものも入っています。
この日、前日の天候が悪く、不漁だったため、御来屋漁港の地魚はあまりありませんでした。
本来なら、いまの季節、サワラ、ウチワハギなんかがあがるそうです。

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品揃えの中心は境港で水揚げされた魚。
真ダイ、ノドグロ、キカナ、ウマズラハギ、サコシなど、聞きなれない魚もいますね。
どれも、新鮮で美味しそうです。

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白バイ貝なんてのは、こちらではポピュラーな貝だそうですが、でかい! 立派! 
貝好きとしては買って帰りたいところですが、取材があと二日も残っているので……断念。

まあ、でも、やっぱり一番目を引くのは、松葉ガニでしょう。
はい、こんな感じ!
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ボイルだと、小さいものは3200円、大きいものは5000円。
生は4000円。

高け〜〜!

と思いましたが、境港の方では、大きいものだと8000円もするそう。

「あら、お安いのね」

こういうのを一目見て、そんな風に言える大人になりたいものです。

つまり、御来屋で買った方がお得ということ。

一大観光地でもある境港はきっと混雑してるでしょうから……。

穴場ですわ。ココ。

もちろん、クール便で配送してくれます。

ええ、もちろん自分は買いませんでした。

世の中の富裕層の皆さん、
お正月用に、お魚センターみくりやで、松葉ガニ、いかがですか?

(次回は山陰最古の駅「御来屋駅」と、山麓のリゾートホテル「大山レークホテル」を紹介します)


※価格等のデータは取材当時のものです。
※写真は全てブログ作者の撮影によるものです。