イカズブログ

旅、メシ、酒、たまに人生のいろいろについて。

旅、メシ、酒、たまに人生のいろいろについて。

たまごスープ


『きょうのスープ たまご/減塩たまご』(1袋5食入り税別350円/アサヒグループ食品)

《やさしい味の減塩タイプは朝食にピッタリ》

アサヒグループ食品は、アマノフーズの新ブランド「きょうのスープ」から「たまごスープ」と「減塩たまごスープ」を8月28日に新発売しました。

アマノフーズは30年以上続くフリーズドライ食品ブランドで、2016年より同社が販売を行っています。

そもそもフリーズドライとは、凍らせた食品を真空下で乾燥する方法。

高温処理しないので風味や色、栄養価が損なわれにくく、お湯を注ぐだけで元の状態に復元するのが特徴。

つまり、

いつでも出来立ての味が楽しめる

のだ。

今回は通常タイプと減塩タイプの2種類を同時発売。

健康志向の高まりで“減塩”を気にする人が増えているからだろう。

筆者は特に塩分摂取の制限は受けていないが、仕事柄外食が多いので気をつけるにこしたことはない。

たかがスープの塩分、されどスープの塩分。

では、実食!

まずは減塩タイプ。
たまごスープ減塩

定番商品と比べ塩分25%カットだそうだが、特に味が薄いとは感じられません。

ただ、具の溶き卵がより甘く感じられました。

続いて通常タイプ。
たまごスープ普通

なるほど、食べ比べてみると、減塩タイプに比べて味の輪郭がはっきりしています。

正直どちらも具沢山でうまい。

ただし一食の塩分は片や1・4㌘、片や1㌘だから、積もり積もれば大きい。

塩分を気にしない人でも、よりやさしい味の減塩タイプは朝食にと、使い分けてもいいでしょう。

もう一度、

たかがスープの塩分、されどスープの塩分、

ですから。

※9月に日刊ゲンダイに掲載した記事を改訂。値段等は当時のものです。




IMG_5407

《足袋のまち、行田》

「行田」って場所、知ってますか?

知ってたら相当の埼玉通か、ドラマ好き。

埼玉県の行田は、日本有数の足袋の産地なんだそうです。

で、足袋メーカーをモチーフにしたドマラ「陸王」の舞台でもあります。

足袋とは、

【足袋(たび)】=布・革で作り、足首から下にはく物。防寒用・儀礼用。

ま、昔の靴下ですね。

和服には、今も欠かせないアイテムです。

"行田足袋"の始まりは300年前。

武士の妻の内職として、でした。

やがて名産品として知れ渡り、最盛期には全国の約8割を生産するまでに発展したそうです。

明治時代後半からは足袋を保管しておく「足袋蔵」が次々と作られました。

今も行田市内には、約80棟の蔵が点在しており、風情ある町並みを形作っている、ということです。

事前に行田市教育委員会に聞いてみたところ、「行田の足袋蔵の特徴は、全て裏通りに面して建てられていること。そして年代ごとに土蔵造り、医師造り、煉瓦造り、モルタル造り、鉄筋コンクリ造り、木造と多彩なことです」

どんな街並みなんでしょうか?

8歳の娘を連れて、この7月に訪ねてきました。(なのでドマラゆかりの場所は出て来ません。悪しからず)


《足袋のまち「行田」をめざして》

行田市の場所はこちら↓
行田地図

埼玉県のほぼ真ん中。
日本で一、二を争う暑さの熊谷市の隣です。

暑そう!

まず向かったのは、秩父鉄道・行田市駅から徒歩4分のところにある「足袋蔵まちづくりミュージアム」。

ネットなどの情報によると、

〈明治 39 年(1906)建設の元栗原代八商店の土蔵造りの足袋蔵を改装したもので、一階は行田市内の見所や食べ物などのマップの配布や案内所、二階は栗代蔵の歴史を伝えるギャラリーになっている〉

とのこと。

散策のスタート地点としてはぴったりです。

12時ちょっとすぎに到着。
IMG_5383

ところが、

「昼食中につき閉館中」

との札が。

まじか!

当日は最高気温35度越えの猛暑日。

駐車場から建物までの数メートル歩くだけでもうだるような暑さでした。

そんな中、小さな子供を連れて、他にどこへ行けばいいのか!?

早くも途方にくれかけつつも、試しに玄関を開けてみると、

ガラガラ……

なんだ、開いてんじゃん

まずはひと涼みさせてもらいました。

1階はこんな感じです。
IMG_5366

行田で現在も作っている足袋が並んでいます

IMG_5367
お祭り用のものや…

IMG_5369
女性向けの色柄もの……

IMG_5368
足袋型の靴下に……

IMG_5373
足袋型スリッパなんのも。

けっこう色々あるんですね。 

足袋型シューズはありませんでした。

2階はこんな感じ。
IMG_5379

大きな梁が見事ですね。


《女工のおやつ「フライ」とは?》

さて、待つこと15分。

「あら〜、いらっしゃい!」

と、ボランティアらしい年配の女性が戻って来ました。

とりあえず、お腹が空いたので、行田名物の「フライ」「ゼリーフライ」の店を教えてもらいました。

どちらも、足袋工場の女工のおやつとして親しまれたもの。

フライは小麦粉を溶いてネギを入れ、クレープのように薄く焼いたもの。

ゼリーフライはオカラとジャガイモを混ぜたコロッケで、銭の形をしていたので当初は〝銭フライ〟と呼ばれていたのが、いつしかゼリーフライとなったというもの。

いずれも、街中の豆腐屋や精肉店、定食屋などで売っているそう。

そうした店は50店以上あるというので、選ぶのも大変ですが、とりあえず、今日やっていて、散策がてら立ち寄れる場所にある店を1軒紹介してもらいました。

それがこちら。

IMG_5385

「深町フライ店」

一見すると、ただの民家ですね。

IMG_5387

中を伺うと、テーブルがいくつか並んでおり、店の人でしょうか、おばあちゃんの姿が。

入ってみましょう。

IMG_5388

メニューはこんな感じ。

「ふらい」「やきそば」「ミックス」の3種類。

それぞれ小、中、大(焼きそばのみ特大アリ)の3サイズがあります。

ちなみに、ミックスはフライに焼きそばを挟んだものだそう。

フライはソース味か醤油味を選べます。

さて、どれを、どのサイズ、注文しましょうか。

こういう時に一番困るのが、
サイズ感がわからない
ということ。

しかし経験上言えるのは、こういう地方のB級グルメは、だいたいにして、

普通サイズでも十分、特大サイズ

だということ。

となると、8歳の子供と2人で、大や特大は無謀です。


そこで、「ふらい」の醤油味と「ミックス」のソース味の、それぞれ"中"を、一つずつ頼みました。

(それでも結構あるんじゃないか、と思いつつ)

さて、待つこと5分。

まずやってきたのは、「ミックス」の中。
IMG_5390

これ、サイズ感がちょっとわかりづらいですが、子供用の野球グローブくらいあります。

やっぱり中で正解!

(隣の家族は、大を2つも頼んでいたけど、大丈夫か?)

とりあえず、いただきます!

食べてみると……

皮はモッチモチ、焼きそばもモッチモチ。

モチモチとモチモチの二重奏であります。

娘も「おいしい!」と絶賛です。

続いて、「ふらい」が来ました。

IMG_5397

こちらも大きさは子供用グローブくらいありますが、薄いのでさほミックスほどボリューム感は感じません。

こちらは、しょうゆ味。

中には、刻んだネギと豚ひき肉を炒めたものが入っていました。

お店の方によると、「本来、具はネギだけで、そこに醤油を垂らしただけの質素なもの」だったそう。

貧しい女工さんは、それでなんとか空腹をみたしていたんですね。

なので、味も具も極めてシンプルなのですが、

なんかまた食べたくなる

初めて食べたのに懐かしい、

いわば、

「日本人の原風景的グルメ」

といったところでしょうか。

(ちなみに隣の家族は特大ミックス2枚をぺろりと平らげ、さらにもう一枚特大サイズを頼んでました。小学生の男の子2人の食欲はすごい!)


《街を歩いてみたけれど……》

さて、お腹が満ちたところで、町歩きといきましょう。

深町フライ店の隣は、足袋原料を扱った小川忠次郎商店が大正 14 年(1925)に棟上した土蔵造りの店舗併用住宅で、現在はNPO運営の蕎麦店となっているのですが……

IMG_5401

「本日定休日」。

がーん。

なので、外観だけパシャり。

「旧小川忠次郎商店」
IMG_5400

そこから少し歩いたところに、なかなかいい雰囲気の蔵がありました。

「時田蔵」
IMG_5407

元時田啓左衛門商店の昭和4年(1929)に作られた土蔵造りの足袋蔵。
行田でも大きい蔵の一つだそうです。

IMG_5408

これは中は見学できません。

さらに歩いていくと、ポツポツと蔵や古い建物が目につきます。

これは「牧禎舎(まきていしゃ)」
IMG_5423

昭和 15 年(1940)竣工の元牧禎商店の事務所兼住宅と足袋被服工場。
現在はNPO運営のアーティストシェア工房&藍染体験施設となっています。

IMG_5424

こちらは「牧野本店」
IMG_5413

IMG_5414

行田随一の豪勢な店蔵、木造洋風の工場、土蔵3棟が残っています。
全盛期の典型的な行田の中規模足袋商店の様子を伝える貴重な建物群だそうです。

裏手に回るとこんな感じ。

「足とくらしの博物館」
IMG_5422

2005年10月に工場の面影をほぼそのままに残した博物館として生まれ変わったそう。
展示物や元足袋職人さんによる実演を見学できるそうですが……

こちらも、

「本日定休日」


も〜!

めげずに歩きます。

大通りに出ると、

蔵ではないですが、こんな建物もありました。

「武蔵野銀行」
IMG_5420

足袋産業の資金面を支えた忍貯金銀行が昭和9年(1934)に竣工させた本格的銀行建築の店舗。
戦後は足袋会館(足袋組合事務所)となり、現在は武蔵野銀行の店舗になっています。

IMG_5419
登録有形文化財に指定されています。

銀行の並びには、こんな場所もありました。

「忍城下ぎょうだ 懐かし屋」
IMG_5415

「なんでも鑑定団」に出演したことがある、栗原喜文さんという地元では有名なコレクターの方が運営している無料休憩所。
中には、昭和のおもちゃなどがズラリです。

IMG_5416

こちらでちょっくら一休みさせてもらいました。

ふー、涼しい!

オレンジジュース100円なり。

:::

さて、行田市内には、他にもカフェやギャラリーになっている蔵や、オシャレな創作料理の店にリノベーションされている蔵などがあるそうですが、

この暑さでは、娘もワタシも限界!

ゼリーフライも、諦めることにしました。


《まとめ》

川越のように、蔵が密集しているわけではないし、お店もそんなに多くないので、ただ行っただけでは正直面白くないと思います。

でも、それなりに予習して行くと、きっこう楽しめると思います。

特に、和装好きには知られた町らしく、着物姿で散策する人もいるそう。

取材時はすごく暑かったですが、今は随分と歩きやすいのでは。

取材時は、祝日なのに休みの施設が多かったのですが、夏だったからでしょうか? 今はドラマ放送中ということもあり、街をあげて無休で頑張っていることでしょう。

というわけで、ドラマ放送前の行田レポートでした。

行田の町歩きについて、詳しくは……
NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク











何でもネットで注文して届けてもらえる時代。

その代償として人類は「ダンボール箱を開ける煩わしさ」に悩まされることになりました(大げさ!)。

カッターだと勢い余って中の物を傷つけるかもしれないし、ハサミでは開けづらいし危ない……。

そんな悩みに応えるべく、2017年8月9日に新発売されたのがこちらの商品です。

『ハコアケ』(キャップ付き 税抜き700円/コクヨ)


さっそく試してみました。

見た目はごく普通のハサミ。

ところがハサミの刃を閉じ、手元のスイッチをスライドさせたままハンドルを握ると、刃先から刃が出てきて“ダンボール箱開け”に早変わり。
IMG_9921

刃は最大1㍉と出過ぎないので中の品物を切ってしまう心配はありません。
IMG_9922

それでいてガムテープはしっかりと切れている。

この“刃の長さ”が絶妙!

ハンドルの握りを緩めると自動的に刃が戻るのも安全面に配慮した工夫。

指で押さえたいところにちゃんとプラスチック部品がついているのもナイスです。

もちろんハサミとしての使用感に何ら違和感がないどころか、刃の断面に小さな凹凸があるので、例えばセロテープを切った時も、粘着面が刃につかない!
IMG_1527

いや〜、まいった。

便利すぎるぜ!

ちなみに色は限定品も含めて3色。

硬度を高めたチタンコート刃は2色で税抜き1000円。

徹底的に検証を重ねられたアイテムは使っていて気持ちがいいですね。

久々に“お見事!”と言いたい新商品です。

KOKUYO「ハコアケ」商品サイト

※日刊ゲンダイにて連載中の「キニナル新商品」で8月に掲載した記事を改訂しました。
※値段等は当時のものです。

↑このページのトップヘ