イカズブログ

旅、メシ、酒、たまに人生のいろいろについて。

旅、メシ、酒、たまに人生のいろいろについて。

先日の7月28日は6回目のプレミアムフライデー。 

まだやってんの?

とか言わんといて〜。

お役所の人も大変なんだからっ。

だけど、

よりによって一番忙しい月末の金曜日じゃなくてもという声にはうなずけるところがあります。(なにか狙いがあるのか、それともなーんも現場のことなんか分かってないのか……)

そんなプレ金な夜にふさわしい、プレミアムな体験をしてきました。

それは……

銀座でBBQ

です。

もう一度いいますよ。

銀座でBBQ

(なんで二回も言った?)

手ぶらでBBQを楽しめることで最近人気の「デジキュー」が、銀座の商業ビル「KIRARITOGINZA(キラリトギンザ)」屋上にオープンし、そこで、お世話になっている編集部の暑気払いが行われたのです。

店の名は

GINZA Rooftop BBQ&BAR銀座」

ただし、まだオープンしたばかりのせいか、ビルのテナント案内にはその表示はありませんでした。

(なので、ビルの下で迷ってしばらくウロウロ)

だので、とにかく、

キラリトギンザの屋上にある

とだけ覚えて下さい。
調べた限り、店の電話番号もありませんでした。

キラリトギンザは、東京メトロ銀座駅あるいは有楽町駅から徒歩5分。京橋駅からも近いです。

エレベーターは二ヶ所あるのですが、京橋側の端のエレベーターだと屋上まで直接行けます。もう一つのエレベーターに乗った仲間によると、途中で降りなければならないそうです。

さて、金曜日の7時半、屋上では、二組のグループがBBQをしていました。

奥に見えるのは、東京駅グランサウスタワー。そして、その隣には国際フォーラム。東京タワーとスカイツリーも見えるそうですが、見つけられませんでした。

BBQセットはこんな感じ。
詳しくないのですが、BBQコンロはなかなか高級そうです。

このバーベキューコンロ一式にテーブル、チェア、取り皿、箸、プラカップ、プラフォーク、お手拭き/人数分、 まな板、ナイフ(包丁)、調味料、火おこし、ゴミ回収などが全て料金に含まれて、一人2000円。これが基本料金になります。

食材はネットでのスペース予約完了後に、別サイトから注文することになります。

内容は

<BBQセット1人前3000円>
・鶏もも肉
・ケベック恵み豚
・チャックアイロール(牛肉)
・ニュージーランドスプリングラム
・ソーセージ
・有機野菜4〜5種

・トルティーヤ
・特製BBQソース
・お通し ローズマリーローストポテト(有機)

一人一セットの注文が必要です。
なので料金は、一人あたり5000円になります。
今回は食材は結果的に余ってしまったので、一人一セットもいらなかったのですが、会場にはスタッフがいるので、人数を誤魔化すことはできません。
ただ、最年少が三十代前半という高齢グループだったので、食欲旺盛な若いグループなら何ら問題は無いと思われます。

こんな感じで焼きます。
手前が一番偉い編集長。
こういう時って、役職の高い人ほど率先して働くのが不思議です。


が少ないので、おしゃれな意識高い系女子でも安心?

ちなみに食材の持ち込みは出来ません。

逆に

飲み物はすべて持ち込み

になります。

ここはちょっと不便。

途中、お酒が足りなくなったのですが、銀座のど真ん中、コンビニのあてもなく、また繁華街に買い出しに行く気分にもなれず、困りました。

アイスペールやトングなどは無く、袋から素手で取り出す他ありませんでした。それも後半は溶けまくり。
お店には今後、アイスボックス、アイスペール、アイストングの常備を期待します。

まあ、そのほかは概ね満足でした。

肉のソースなども、パンケーキ屋で出てくるような小さな鉄のフライパンに入って出され、紙の取り皿もスクエアでなかなか上品です。コップは紙じゃないです。箸は鉄製。



こんな揺りかごも。アラサー女性編集者がリア充ぶって写真をパシャり。

ソファ席も。
スタッフによれば、今後はBBQ以外のフード、ドリンクメニューも用意していきたいとのこと。

月が出てましたね。
左手の方に、階下のトイレに行く入り口が。ちょっと遠いですが、ウェディングサロンのトイレなので、清潔ですし、結婚式のイメージ写真が壁に貼られまくりなので、婚活パーティーとかに良いかも。

始まったばかりなのでガラ好きでしたが、アクセス、シチュエーションが良いので、今後混むことが予想されます。

営業時間は、

10:30~22:00

の間の三部制になっていますが、正直炎天下の日中はキツイと思います。都会のビルの屋上は、焼けたトタン屋根の上状態ですから。

2017/10/31(火)までの期間限定オープン。無休です。

最大80名まで利用可能なので、結婚式の二次会とかにもいいかも。

今回、飲み物代も含めると1人6000円くらい。決して安くはありませんが、

銀座でBBQ

という、なかなか体験できないことが体験できますし、雰囲気も良かったので、話のタネに一度利用してみてもいいかもしれません。面倒な事前準備・ゴミの持ち帰りもしなくてOKなのもいいですね。

詳細や申し込みはこちら

それにしても、バブルの頃を知る身としては、まさか、銀座でBBQができる時代になるとは……。十数年前に銀座にキャバクラができた時以来の衝撃。
世の中どんどんアップグレード(いや、ダウグレード?)していきますね。


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《今年で68年目の恒例イベント!》

「東京湾納涼船」というのをご存知でしょうか。

これは東京と伊豆諸島などを結ぶ航路を運航している東海汽船が、毎年夏の間、営業しているもの。

実は67年の歴史を誇る、毎年恒例のイベントで、今年は6月30日(金)から10月9日(月・祝)まで、なんと毎日運航しています。

今回、東海汽船さんのご招待で、ブロガーNむらさん・Kやまさんと3人で、体験乗船してきました。

***

出発地である竹芝桟橋に集合したのは16:30 。

出航は19:15なのに、こんなに早く集まったのにはワケがあります。

この東京湾納涼船、乗船料は飲み放題付で1人2,600円(男女とも)なのですが、月〜金は「ゆかた割」と称して、

浴衣姿の大人は1,000円引き

になるのです。

つまり、1,600円で、2時間のクルージングと飲み放題が楽しめるというわけ。

なので、この納涼船は「浴衣で乗船」が、ほぼデフォルト。

都内で数少ない「浴衣で楽しめるスポット」として、知られているのであります。

なので、ぜひ浴衣で参加! というわけなのですが、あいにく僕ら3人とも浴衣を持っていない……。

しかしご安心を。

そういう人のために、

浴衣のレンタルも行っている

のです。

この、「浴衣レンタルプラン」は、

浴衣レンタルと着付けだけなら4,000円(浴衣レンタル)。

そこに下駄や巾着、女性なら髪飾りがついても4,500円(浴衣フルセットレンタル)。

さらに乗船券がついても6,000円(平日・乗船券+浴衣フルセットレンタル)と、

どう考えても、お得。

というわけで、この浴衣レンタルから体験しようとなったわけです。

***

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浴衣ショップは、ターミナルの奥の方にあります。

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入り口で利用券を購入。浴衣を持込んで、着付けだけしてもらうことも可能です。

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荷物を預けたら、こういう袋をもらい、着替えスペースへ行きます。

男は利用者が少ないせいか、ロビーの片隅のパーテンションの中が着替えスペース。
男が3人も入ればいっぱいです。
そこには、浴衣が100着以上、帯が50着以上用意されており、自分で選ぶこともできますが、スタッフの人に選んでもらうこともできます。
スタッフは、着物屋さんなので、任せて安心。
浴衣もその着物屋さんのものなので、質もセンスも問題なしです。

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夏らしくさっぱりと、紺の浴衣と白い帯を選んでもらいました。

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おっと、失礼……。

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ちゃんと着付けてくれます。
され慣れてないので、ちょっと緊張。

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じゃーん!
ちょっと髪の毛が"はなわ"みたくなってますが、浴衣自体はカッコイイでしょ?

さて、乗船!

……ではありません。

実は、船に乗る前に、とある場所へ向かうのです。


《浴衣だと、さらにお得な特典イベントが!》

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バスに乗り込んで……

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車内は浴衣ギャルでいっぱい!

着いたのは……

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東京タワー!

実は、コラボ企画として、東京湾納涼船と東京タワーを結ぶ特別観光バスが運行。
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浴衣着用の男女に限り、東京タワーまでのバス乗車料と東京タワーの大展望台チケット(900円)が無料!なのです(実施は毎週火曜日と7月、8月の最終金曜日のみ。当日竹芝ターミナルに先着50名)

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というわけで、浴衣ギャルたちに混じって、いそいそと東京タワーの大展望台へ。

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いつの間にか、エントランスがオシャレになってますね。

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チケットはもちろんタダ!

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みんなでエレベーターに乗り込みます。ちなみに目の前の派手な帯のお姉さんは、同行したブロガーNむらさん。「キャバ嬢みたい」といったら「殺す」と言われました。

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大展望台に到着!

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まだ明るいので、「天の川イルミネーション」も、いまいちなのが残念。

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東京タワー名物の覗き窓。

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ブロガーKやまさんもビビりまくり。

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そんな覗き窓を、「渡れ!」とガイド役の納涼船キャンパスDJの浅野真優チャンに無茶振り!
ノッてくれてありがとう!

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ちなみに大展望台には「タワー大神宮」という神社がありまして(祀られているのは天照大御神)、元旦は日本で一番高い場所にある初詣スポットとして人気であります。

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タワー型の絵馬も。

ま、もうちょっと暗ければ、雰囲気も出たんですけどね……。


《いよいよ、納涼船で出発!》

さて、東京タワーには30分ほど滞在し、バスでとんぼ返り。

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竹芝ターミナルには、納涼船に乗ろうという人たちが、わんさか集まっていました。
やっぱり浴衣率高いですね。

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これが乗るフェリー「さるびあ丸」(※特別に下から撮影しています)
定員は1700人。
今回の乗船客は1000人とのこと。

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定期運行の合間の運用です。(ちなみに夜11時には伊豆七島へ向けて出航予定)。

さて今回は、特別に食事もご用意いただきました。

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「レストランプラン」といって、4名分の折詰料理が、なんと7,000円。

1人7,000円じゃないですよ。

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この4人分の三重の折詰が7,000円ということです。

なので、4人で利用すれば、1人1,800円弱ということに。

……やばいでしょ!

メニューはこちら。
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伊豆七島の食材がふんだんに使われるなど、なかなか凝っています。

ドリンクは飲み放題。

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レストラフロアでは、ビールは生ビールを注ぎ放題。奥はハイボール。

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サワーも自分で作れちゃいます。人にやってもらうより、早いし、楽しいし。

いや〜、なんかテンション上がってきました!

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というわけで、3人でカンパーイ!


《船の中には6つのエリアが!》

ところで、船の中はこんな感じ。

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上から、トップテラス、A〜Dデッキと、6層に分かれています。

僕らが案内されたのは、レストランダイニングがあるCデッキ。

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ちょっと他のデッキにも行ってみましょう。

一つ上のBデッキ。
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個室スペースになっていますが、

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通路では、こんな風に暮れなずむ東京湾を見ながら、夕涼み……。

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やっぱり浴衣姿はいいですなあ。

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もちろん、自撮りも忘れません。

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お、東京タワー!

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レインボーブリッジ!


さらに上のAデッキ。
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フードコーナーや、ステージがあります。

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フードは、チケット制。

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ビールといえば、ケバブでしょ!

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うーん、どれにしようかな……って、着こなしが斬新!

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ホットドッグに……

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お寿司

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中華に、たこ焼き

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お好み焼きに、肉巻き?

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焼きそばに、とん平焼き

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チョコレートフォンデュもありますね

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その他、スイーツ類。

かなり充実してます。


一番上のトップテラスに行ってみましょう。
トップテラス


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ここはなんというか、クラブでいう、ダンスフロア。

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照明もムーディーであります。
もちろん、ダンス音楽が流れ、ノリノリの雰囲気。

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白人男性が多かったですね

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浴衣姿のグループも。なかなか決まってます。観光客じゃないだろうな。

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おっと、早くもいい雰囲気であります

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羽田空港のそばでは、着陸する飛行機が真上を通っていきました。

船は移動しているので、夜景がめまぐるしく変わり、飽きることがありません。

そして、船が大きいので、ほとんど揺れない。

これは、かなりのアピールポイント。

小さい屋形船だと結構揺れるので、酔う人も多いんですよね。

私もけっこう酔いやすいのですが、今回は全く船酔いを感じませんでした。

なので、料理もお酒も、思う存分楽しめます。

これは、声を大にしていいたい!

そろそろ、Aデッキでは、ステージイベントが始まるようです。

行ってみましょう!


《キレッキレのゆかたダンサーズ!》

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ステージ上では、東京湾納涼船名物「ゆかたダンサーズ」のショーがスタート!

こちら、毎年、オーディションで選ばれる専属ダンサーで、総勢8名。
そのうち、3名が日替わりで出演します。

その踊りが、もう、キレッキレ!

浴衣と下駄とは思えないパフォーマンスです。

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つられて、お客さんも大盛り上がり。
(なぜかサイリウムでヲタ芸ダンスを踊る男性客)

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ゆかたダンサーズ目当てのファンも何人かいました。

我々は、ちょっとダイニングに戻って、一休み。

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日本酒とワインの売り子がきました。
名前はのぞみチャン。
その笑顔につられて、日本酒を一杯注文。
(ボトルじゃなくてごめんね〜)


《最後は懐かしの●●●●●を大合唱!》

さて、パーティーも佳境に。

本日2回目のステージが始まりました。

今度は、ゆかたダンサーズは、客席に出てきて、みんなを煽ります。

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相変わらずキレッキレ。
つられてサラリーマンもレッツダンス!

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笑顔も決まってます!

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浴衣ギャルもノリノリ!

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この人、本日の素人浴衣ダンサーNo. 1に決定!

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最後は「ヤングマン」の大合唱!
何十年たっても、盛り上がる曲は、決まってるんですね。

あっと言う間の2時間。

桟橋についた時は、まるで夢から覚めたような、開放感。

居酒屋でダラダラ飲み続けるより、いいかもしれないですね。

ちなみに、ナンパされるのとかイヤ!という女性は、女性専用スペースがあるのでご安心を。

個室貸切プランや、お座敷プラン、団体パーティーなど、様々なプランがあるので、会社や仲間同士の暑気払いに、検討してみてはいかがでしょう。

詳しくは「東京湾納涼船サイト」をチェックしてみてください。































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《日本遺産ってナニ?》

突然ですが、「日本遺産」って知ってますか?

世界遺産はもちろん知ってますよね? 法隆寺や姫路城、原爆ドーム、富士山、富岡製糸場、軍艦島とかのアレです。文化遺産・自然遺産合わせて21ヵ所。つい先日も、福岡県の沖ノ島が選ばれて、話題になりました。

一方、日本遺産とは、

まあ、簡単にいうと、世界遺産の日本版。

すでにある文化財などを共通のテーマでくくって、一つのストーリーに仕立て上げたものです。


日本遺産ポータルサイトより)

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つまりは、埋もれている文化財や歴史の有効活用。
それを使って町おこしをしよう、ということのようです。

平成27年から認定作業が始まり、29年4月29日までに、54件が選ばれています。

例えば、

「政宗が育んだ"伊達"な文化 宮城県」


とか

「かかあ天下-ぐんまの絹物語- 群馬県」

「忍びの里 伊賀・甲賀─リアル忍者を求めて─ 滋賀県・三重県」

など、すでに知られているような話もありますが、

「サムライゆかりのシルク日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ 山形県」



「日が沈む聖地出雲 ~神が創り出した地の夕日を巡る~島根県」

など、

知らなかったストーリーやスポットもけっこうあります。

(一覧はこちら


そんな中、住まいから車で1時間ちょっとの埼玉県行田市に、日本遺産があることが判明。

ストーリーのタイトルは、

「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田 埼玉県」

今年、平成29年の4月29日に選ばれました。

選ばれたてのホヤホヤです。

実は、埼玉県の行田は、日本有数の足袋の産地なんだそうです。

足袋とは、

【足袋(たび)】=布・革で作り、足首から下にはく物。防寒用・儀礼用。

ま、昔の靴下ですね。

和服には、今も欠かせないアイテムです。

"行田足袋"の始まりは300年前。

武士の妻の内職として、でした。

やがて名産品として知れ渡り、最盛期には全国の約8割を生産するまでに発展したそうです。

明治時代後半からは足袋を保管しておく「足袋蔵」が次々と作られました。

今も行田市内には、約80棟の蔵が点在しており、風情ある町並みを形作っている、ということです。

事前に行田市教育委員会に聞いてみたところ、「行田の足袋蔵の特徴は、全て裏通りに面して建てられていること。そして年代ごとに土蔵造り、医師造り、煉瓦造り、モルタル造り、鉄筋コンクリ造り、木造と多彩なことです」

どんな街並みなんでしょうか?

8歳の娘を連れて、先日の3連休の最終日、訪ねてみました。


《足袋のまち「行田」をめざして》

行田市の場所はこちら↓
行田地図

埼玉県のほぼ真ん中。
日本で一、二を争う暑さの熊谷市の隣です。

暑そう!

まず向かったのは、秩父鉄道・行田市駅から徒歩4分のところにある「足袋蔵まちづくりミュージアム」。

ネットなどの情報によると、

〈明治 39 年(1906)建設の元栗原代八商店の土蔵造りの足袋蔵を改装したもので、一階は行田市内の見所や食べ物などのマップの配布や案内所、二階は栗代蔵の歴史を伝えるギャラリーになっている〉

とのこと。

散策のスタート地点としてはぴったりです。

12時ちょっとすぎに到着。
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ところが、

「昼食中につき閉館中」

との札が。

まじか!

当日は最高気温35度越えの猛暑日。

駐車場から建物までの数メートル歩くだけでもうだるような暑さでした。

そんな中、小さな子供を連れて、他にどこへ行けばいいのか!?

早くも途方にくれかけつつも、試しに玄関を開けてみると、

ガラガラ……

なんだ、開いてんじゃん

まずはひと涼みさせてもらいました。

1階はこんな感じです。
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行田で現在も作っている足袋が並んでいます

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お祭り用のものや…

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女性向けの色柄もの……

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足袋型の靴下に……

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足袋型スリッパなんのも。

けっこう色々あるんですね。

2階はこんな感じ。
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大きな梁が見事ですね。


《女工のおやつ「フライ」とは?》

さて、待つこと15分。

「あら〜、いらっしゃい!」

と、ボランティアらしい年配の女性が戻って来ました。

とりあえず、お腹が空いたので、行田名物の「フライ」「ゼリーフライ」の店を教えてもらいました。

どちらも、足袋工場の女工のおやつとして親しまれたもの。

フライは小麦粉を溶いてネギを入れ、クレープのように薄く焼いたもの。

ゼリーフライはオカラとジャガイモを混ぜたコロッケで、銭の形をしていたので当初は〝銭フライ〟と呼ばれていたのが、いつしかゼリーフライとなったというもの。

いずれも、街中の豆腐屋や精肉店、定食屋などで売っているそう。

そうした店は50店以上あるというので、選ぶのも大変ですが、とりあえず、今日やっていて、散策がてら立ち寄れる場所にある店を1軒紹介してもらいました。

それがこちら。

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「深町フライ店」

一見すると、ただの民家ですね。

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中を伺うと、テーブルがいくつか並んでおり、店の人でしょうか、おばあちゃんの姿が。

入ってみましょう。

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メニューはこんな感じ。

「ふらい」「やきそば」「ミックス」の3種類。

それぞれ小、中、大(焼きそばのみ特大アリ)の3サイズがあります。

ちなみに、ミックスはフライに焼きそばを挟んだものだそう。

フライはソース味か醤油味を選べます。

さて、どれを、どのサイズ、注文しましょうか。

こういう時に一番困るのが、
サイズ感がわからない
ということ。

しかし経験上言えるのは、こういう地方のB級グルメは、だいたいにして、

普通サイズでも十分、特大サイズ

だということ。

となると、8歳の子供と2人で、大や特大は無謀です。


そこで、「ふらい」の醤油味と「ミックス」のソース味の、それぞれ"中"を、一つずつ頼みました。

(それでも結構あるんじゃないか、と思いつつ)

さて、待つこと5分。

まずやってきたのは、「ミックス」の中。
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これ、サイズ感がちょっとわかりづらいですが、子供用の野球グローブくらいあります。

やっぱり中で正解!

(隣の家族は、大を2つも頼んでいたけど、大丈夫か?)

とりあえず、いただきます!

食べてみると……

皮はモッチモチ、焼きそばもモッチモチ。

モチモチとモチモチの二重奏であります。

娘も「おいしい!」と絶賛です。

続いて、「ふらい」が来ました。

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こちらも大きさは子供用グローブくらいありますが、薄いのでさほミックスほどボリューム感は感じません。

こちらは、しょうゆ味。

中には、刻んだネギと豚ひき肉を炒めたものが入っていました。

お店の方によると、「本来、具はネギだけで、そこに醤油を垂らしただけの質素なもの」だったそう。

貧しい女工さんは、それでなんとか空腹をみたしていたんですね。

なので、味も具も極めてシンプルなのですが、

なんかまた食べたくなる

初めて食べたのに懐かしい、

いわば、

「日本人の原風景的グルメ」

といったところでしょうか。

(ちなみに隣の家族は特大ミックス2枚をぺろりと平らげ、さらにもう一枚特大サイズを頼んでました。小学生の男の子2人の食欲はすごい!)


《街を歩いてみたけれど……》

さて、お腹が満ちたところで、町歩きといきましょう。

深町フライ店の隣は、足袋原料を扱った小川忠次郎商店が大正 14 年(1925)に棟上した土蔵造りの店舗併用住宅で、現在はNPO運営の蕎麦店となっているのですが……

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「本日定休日」。

がーん。

なので、外観だけパシャり。

「旧小川忠次郎商店」
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そこから少し歩いたところに、なかなかいい雰囲気の蔵がありました。

「時田蔵」
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元時田啓左衛門商店の昭和4年(1929)に作られた土蔵造りの足袋蔵。
行田でも大きい蔵の一つだそうです。

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これは中は見学できません。

さらに歩いていくと、ポツポツと蔵や古い建物が目につきます。

これは「牧禎舎(まきていしゃ)」
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昭和 15 年(1940)竣工の元牧禎商店の事務所兼住宅と足袋被服工場。
現在はNPO運営のアーティストシェア工房&藍染体験施設となっています。

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こちらは「牧野本店」
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行田随一の豪勢な店蔵、木造洋風の工場、土蔵3棟が残っています。
全盛期の典型的な行田の中規模足袋商店の様子を伝える貴重な建物群だそうです。

裏手に回るとこんな感じ。

「足とくらしの博物館」
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2005年10月に工場の面影をほぼそのままに残した博物館として生まれ変わったそう。
展示物や元足袋職人さんによる実演を見学できるそうですが……

こちらも、

「本日定休日」


も〜!

めげずに歩きます。

大通りに出ると、

蔵ではないですが、こんな建物もありました。

「武蔵野銀行」
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足袋産業の資金面を支えた忍貯金銀行が昭和9年(1934)に竣工させた本格的銀行建築の店舗。
戦後は足袋会館(足袋組合事務所)となり、現在は武蔵野銀行の店舗になっています。

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登録有形文化財に指定されています。

銀行の並びには、こんな場所もありました。

「忍城下ぎょうだ 懐かし屋」
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「なんでも鑑定団」に出演したことがある、栗原喜文さんという地元では有名なコレクターの方が運営している無料休憩所。
中には、昭和のおもちゃなどがズラリです。

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こちらでちょっくら一休みさせてもらいました。

ふー、涼しい!

オレンジジュース100円なり。

:::

さて、行田市内には、他にもカフェやギャラリーになっている蔵や、オシャレな創作料理の店にリノベーションされている蔵などがあるそうですが、

この暑さでは、娘もワタシも限界!

ゼリーフライも、諦めることにしました。


《まとめ》

川越のように、蔵が密集しているわけではないし、お店もそんなに多くないので、ただ行っただけでは正直面白くないと思います。

でも、それなりに予習して行くと、きっこう楽しめると思います。

(日本遺産のポータルサイトに解説が詳しく載ってます)

特に、和装好きには知られた町らしく、着物姿で散策する人もいるそう。

ただ、今はとにかく暑い!

なので、もう少し涼しくなってから、訪れることをオススメします。 

(ただし、祝日なのに休みの施設が多かったのは残念です。夏だからでしょうか?お客が少ないのはわかりますが、こうやって訪れてる人間もいるのですから、月曜定休でも火曜日に振り替えて、祝日は営業してほしいものです)

というわけで、あまり知られていない日本遺産ですが、これからも、ユル〜い感じで、訪れ続けてみようと思います。

行田の町歩きについて、詳しくは……
NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク











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